動物のおしごと

おしごとファイル

動物衛生看護師(上級)
小沢朋子さん
(VT,AHT,PGS,CDT取得)

1999年3月 グラジュエイト卒業
1999年9月 留学
2006年9月 帰国
現在 ヤマザキ動物看護短期大学 動物看護授業助手

学校は、Mount Ida College(アメリカのボストンの郊外)
専攻は、Veterinary Technology

アメリカで学ぼうと思ったきっかけは?

高校時代から海外で勉強するということに憧れのようなものを抱いておりましたが、どのような勉強をしたいか、どこに留学したいかなど、具体的な考えはありませんでしたので、思い切って留学に踏み込むことができませんでした。しかし、ヤマザキに入学し、セミナーで海外の先生方のお話を聞いたりするうちに、AHTとしての仕事がしっかりと確立している国で勉強してみたいと思い、留学を決意しました。

アメリカではどのような勉強をしたのですか?

専門教科では、解剖生理学、寄生虫学、臨床看護学、動物病院経営学、麻酔・小動物手術学、大型動物学などいろいろ勉強しました。おそらく、ヤマザキで一通り勉強したことがほとんどですが、もっと深く専門的なことを学びました。 その中でも、解剖生理学と大型動物学が一番印象に残っています。解剖生理学では、実際に猫を二人で一体解剖し、骨・筋肉・血管など、全ての名称を覚えました。とにかく大変でした。大型動物学では、牧場や大学付属の大型動物専門病院へ見学に行ったり、馬・牛・羊・ラバなどの一般身体検査・血液採取などを行いました。普段、大型動物などに触れる機会がないので、とても楽しかったです。

アメリカで勉強していて良かった・役に立ったと思う点はありますか?

解剖生理学は、1年生の最初に受ける専門教科で、全教科の中でも一番大変な教科だと言われていました。私は解剖学・形態学は看護学の基本となると思っています。動物の体の仕組みがどのように働いているのかがわからなければ、理解できないことも多いのからです。その点でも、実際に自分で解剖し、眼で見て勉強できたことはとても貴重な経験になりました。

アメリカで勉強していて苦労した点はありますか?

やはり、一番苦労したことといえば、『言葉の壁』でしょうか。普段の生活はもちろん、授業も当たり前ですが英語でしたので、普通の「英和辞典」と英和の「看護用語辞典」など、辞書を何冊も使いながら勉強しました。 私は、どちらかというと英語は苦手だったので、本当に苦労しました。

アメリカのAHTと日本のAHTの違いはどのような所ですか?

アメリカでは、獣医師はAHTにできる仕事は、全面的に任せているように思われます。アメリカのAHTができない仕事は、病気の診断と手術くらいではないでしょうか。その他のことは、ほとんどAHTが行うことができるので、獣医師はAHTに治療の指示をし、その間に他の仕事を行っています。

小沢さんから見て日本のAHTに不足している点はありますか?
また今後、どのような点に力を入れていくべきだと思いますか?

私は、最近の日本のAHTの現状を知りませんので、比べることはできませんが、AHTを目指して勉強している学生を見ていると、アメリカの学生のほうが皆、とても真剣だったように思います。日本の学生の中にも、真剣にAHTを目指している人はたくさんいると思います。その原因としては、やはり日本でのAHTとしての地位が少し低すぎるというのが、1つではないかと思います。

小沢さん自身は今後はどのようなAHTを目指しますか?

私はヤマザキに就職し、学生を指導していくAHTとして自分なりに勉強し、学生にわかりやすく勉強してもらえるように、また、集中して勉強できる環境を作ってあげることも大切なのではないかと思います。

今後海外で勉強をしてみたいと考えている方々に一言お願いします!!

海外で勉強するというと、言葉の壁・文化の違いなど、たくさん戸惑うことがあると思います。しかし、何を勉強しに行くにしても、それが上手くいかなかったとしても、決して後悔することはないと思います。留学というのは、自分が目的としていることを勉強することはもちろんのことですが、その他に、他の国からの留学生と交流し、他の国の文化にじかに触れるチャンスでもあります。機会があるのなら是非、経験して欲しいと思います。

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