動物のおしごと

おしごとファイル

グルーマー
大尾奈央子さん
(AHT,PGS取得)

2001年  ヤマザキ動物専門学校卒業
現在 トリミングスタジオ『オアシス』
店長兼ペット美容師

http://home.d08.itscom.net/oasis/ oasis/policy.html


大尾さんは、ご両親が経営するドッグカフェの隣にグルーミングサロンを開店し、店長兼ペット美容師として活躍されています。“看護・美容・しつけ”を学んだことで、カットだけでなく、ペットの健康状態もチェックできるオールマイティーさが経営の強みになっています。

私がグルーマーの仕事を選んだのは、やっていて楽しいから。
学生時代は看護師とグルーマーのどちらの道に進むか悩んだのですが、授業でやってみてグルーミングのほうに楽しさを感じたんです。
実際に仕事を始めてから、学生時代とは比較にならないくらいの経験を積んだことで、それぞれの犬の扱い方などが分かるようになりました。

例えば、若い犬と老犬とでは扱い方が違います。
老犬はなるべく疲れさせないように、手早く終わらせてあげます。
同じ年齢でも、体のつくりによってカットを変えます。
全ての犬が違う体格を持っているし、同じ犬でも飼主さんの要望や時期によって少しずつカットを変えています。

グルーマーに大切なのは、まず姿勢。
それぞれの犬の体にあわせたカットができるよう、背筋を伸ばし、犬の全体を見渡せるような姿勢でカットします。
かわいく仕上げるには、器用、不器用よりも経験とセンスが重要だと思います。
学生時代に美術の授業があったので、センスを養う上でとても役に立ちました。
それから、飼い主さんとのコミュニケーションも重要です。
飼い主さんが思う「さっぱり」と私たちグルーマーが思う「さっぱり」とは違います。
できるだけ具体的な例や数字を出して、飼い主さんの希望に添えるようにしています。
話だけでなく、犬の体を触りながらコミュニケーションをとるのがポイント。
この犬にとってどんなカットが一番いいのか自分でも考えながら、飼い主さんとしっかり意志の疎通をしています。

仕事をしていて「よかったな」と思うのは、飼い主さんが喜んでくれたとき。
かわいそうなくらい物凄い出で立ちでお店に来た犬が、ガラッと変わってかわいくなって帰っていくのを見送るとき。
そして、その飼い主さんと犬が、またショップに来てくれたときです。
疲れたときも、そうやって飼い主さんや犬に会い、話をすることでまたやる気が出てきます。
将来的には24時間体制のペットホテルなんかも経営してみたいです。
もちろん、それは飼い主さんからそういうニーズがあったから。
今は飼い主さんとの毎日の会話が、とても勉強になっています。

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